コロナが始まったため、約1年半ぶりと久しぶりの夢の森での活動です。今回は、夢の森を貸していただいている、寺川さんに赤松林の再生についてお話を聞きました。ここ夢の森でも、日本の森林と同じく、スギヒノキが多く、広葉樹が減っています。その主な原因は、植林や、安価な外国産樹の輸入、薪材であるクヌギ、ナラの不要化、シカの食害などだそうです。広葉樹が減少すると土壌流出や動植物の生態系の偏りなど様々な悪影響があるとのこと。今回は、この森で少ないながらも自生している赤松の生育環境を整えたり、ドングリから広葉樹の森を作る活動をします。そして、昔ここ八屋戸の赤松林で採れたアブラボンと呼ばれる美味しいキノコを蘇らせるのです。
数十年後に赤松林が立派に育つようになって、アブラボンや松茸が採れる森になると素晴らしいですね。今日は、赤松の若木囲い、日差しの確保、落ち葉掻きをしました。
弘さんが、ワイヤーやチェーンソーを使って、大木を見事に倒されました。大木の伐採は、なかなか見られないことなので迫力がありました。ホントにすごいなーと思いました。伐採後は、日が差し込み、ぱあーっと明るくなりました。また、松は落ち葉や堆肥が少なく栄養が少ない土のほうが育ちやすいとのことで、落ち葉はかき集めます。集めた落ち葉はやぶこぎ畑で堆肥になります。
その間、子供たちは、ブランコ乗りや、タイヤ遊びをしたり、広葉樹のドングリを拾ってくれました。このドングリを植えて、広葉樹の森を再生します。そのあと、お楽しみの、お昼には、江副さん特製の現地焼きたてパンを食べました。
焼きたては、フワッとして、さすがに美味しい!焼き芋、焼きリンゴもいただき、森の軽食としました。森の食事はやっぱり美味しくて、最高でした。これからも、赤松林が少しづつ大きくなるのを手伝っていこうと思います。今日は昨日からの荒天で、活動できるか微妙な感じでしたが、小雨くらいですんだので、活動できてよかったです。今日は、寺川さん、深町さん、未来につながるお話しをいただき、ありがとうございました。弘さんをはじめ、皆さんもお疲れ様でした